唯我独尊Q&A編
第３回
-- Ｑ -----
街でナンパした女の子の写真を、あちこちの雑誌に投稿してバイト代わりにしています。
先日、女の子が妊娠してしまい、泣きつかれました。結婚する気など最初からないのですが…。
（東京都･19才･フリーター）
-- Ａ -----
なぜ「女の子の写真を撮るバイト」と「女の子が妊娠して…」とが結びつくのかはっきりしません。
女の子をモデルとして口説くためにそういう関係になったのか、いわゆる「ハメ撮り」とやらの最中にそうなったのか、撮影後も親しく交際していて、そうなったのかがわかりません。
相手がAV嬢だったら、ある程度、見当もつくのですが…。
しかし一般的に言って、女の子を妊娠させたのなら、男としてそれなりの責任をとるべきだと私は考えます。
最初から男女とも遊びのつもりだったというのならば話は別にしても、どちらかが本気だったのならば、結果は目に見えていたはず。どうしても女の子が「結婚して!」と頼むのならば、そうしてあげてもいいような気がします。
男と女の関係というのは、はたから見ていて、まったくわかりません。いつもベタベタしていた熱愛カップルでも、いざ別れてしまうと、憎しみ合うようになってしまい、周囲を驚かせます。
話を聞いてみても、まったく当事者同士の言い分がズレていて、初めから終わりまで平行線をたどることも珍しくありません。
女の子の写真集を出しているようなプロカメラマン仲間にも聞いてみましたが、さすがにモデルを妊娠させたという例はありませんでした。
もしかしたら、遊び人タイプのカメラマンも中にはいるのかもしれませんが、私が日ごろ付き合っているプロは、みんなモデルに対する「優しさ」と「気くばり」が行き届いていて、いつも感心させられます。
とはいうものの私が質問者を一方的に責めているわけでは決してありません。
ゆきずりの男と女が、お互いの合意のもとで一夜をともにし、たまたま肌を重ねた結果、彼女が妊娠してしまったというのならば、彼ひとりの責任を追求することなどできないでしょう。
どのようにして２人が肉体を交えたのかという原点にさかのぼる必要があると思います。
10代の女の子の話を聞いてみると、カッコいい男の子に声をかけられたというだけで舞い上がってしまい、初めて出会ったその日のうちに、深い男女の関係になることもあるそうです。
さらには「好きなタイプの子を逆ナンパしたことがあるよ」という積極的な女の子もいました。
いちがいには答えられないような時代なのです。
彼と話し終えたあと「結婚するって、マジっすか!?」という彼の言葉が、私の頭の中でグルグルまわっていました。
本来ならば「新･プロカメラマンへの道」で取り上げるほどのものでもないのかもしれませんが、
いちおう質問者が写真を売って生活している身分とのことですので、あえて今回は掲載しました。
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