PX3金メダリスト三村 伸が語る PX3金メダリスト柳沢雅彦の言葉 バックナンバー






私は柳沢雅彦先生の撮影に同行させていただきながら、写真家の生き方を肌で学びました。
先生の言葉を深く胸に刻み、いつか私も先生のようになろうと夢中で追いかけました。
これから本気で写真家を目指す人たちのために、先生の言葉がお役に立てば幸いです。

三村 伸

#031 幸運に恵まれたような写真は確かに羨ましい。しかし僕は、艱難辛苦の末に結実した写真に心ひかれる。
#032 わざわざ未知の景色を求めて旅立たなくても、新しい角度から眺めれば身近にも珍しい発見はある。
#033 いつも澄み切った声で美神がシャッターチャンスを告げる。僕は彼女にひざまずいてシャッターを押す。
#034 うまい人が良い写真を撮るのではない。良い写真を撮った人が、うまい人と見なされるのだ。
#035 失敗したら喜びなさい。成長する糧が、そこにある。成功から得られるものなんて何ひとつない。
#036 近ごろ、カメラ機材の進化が目覚しい。しっかり環境の変化に適応しないと生き残れない。
#037 どんなに隠そうとしても、写真家の生活が作品に滲み出てしまう。正直言って、怖い。
#038 息もつかずシャッターを押し、撮影が無事に終わったら死んだように眠る。それが写真家としての満ち足りた時空。
#039 写真家にとって何よりの報酬は、お金ではない。二度と撮れない作品の数々だ。
#040 僕は新人アシスタントを叱らない。なぜ仕事ができないのか理由をただす。心さえ真っすぐなら必ず伸びる。



ご愛読のお礼

柳沢先生の口ぐせを皆様にひと通りご紹介させていただきました。
振り返ってみると、私が受けたのは写真の指導というより人間教育だったような気がいたします。 先生は厳しい中にも優しさがあり、私が途中で挫折することなく夢を実現するまで導いてくださいました。 写真に限らず、大きな目標に向かって突き進んでいる方にも参考になる言葉かもしれません。
私の連載を最後までご愛読してくださった皆様に、厚くお礼申し上げます。

三村 伸





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