スーパードクター深作秀春先生は私の「命の恩人」


写真家・柳沢雅彦


東京ミッドタウンの真正面にある深作眼科の六本木院は、白亜の殿堂のような病院でした。

初診は古田祐子先生。情報収集と分析力に優れた方だと直感しました。網膜に空いてしまった穴を埋めるためにレーザー治療をやっていただきましたが、冴えわたるスキルは女神のように頼もしかったです。

そして、いよいよ眼科の神様・深作秀春先生みずからの執刀による運命の日を迎えました…手術室に入られた深作先生は眼科医というよりも病魔と戦う騎士のような神々しいオーラに包まれていました。

5月31日=左目の手術(白内障)

6月6日=右目の1回目の手術(白内障+黄斑変性)

7月3日=右目の2回目の手術(網膜剥離)

手術の間じゅう、深作先生とスタッフがやりとりする声がずっと聞こえました。深作先生の手術は「ドクターX」こと天才外科医の大門未知子さんを連想させる鮮やかな神業でした。

私は深作先生の手術のおかげで、死の淵から奇跡の生還をしました。まさに臨死体験でもありました。患者の立場からすれば、名医に手術を依頼するのは病気との代理戦争をお願いするようなものです。私は目だけでなく命までも深作先生に預けましたので、何の迷いも不安も心配もありませんでした。

手術翌日の深作先生の診察で、あとは古田先生に任せて大丈夫との判断をされました。古田先生にしばらく診ていただき、かなり症状が良くなってきたら次は宅間早苗先生に変わりました。宅間先生は何でも患者の質問に答えてくださる気さくな方でした。医師がバトンを繋ぐリレー方式になっていたのが、とても興味深かったです。

深作眼科は親切で丁寧な看護師や検眼士も数多くいて、深作院長の理念を強力にバックアップしています。さながら眼科の選抜医療チームの様相です。また和やかな病院の雰囲気からは、神様、女神、天使がそろった楽園にも思えます。

今まで私は写真の神様に忠誠を尽くしてきました。無事に役目を終えて、人知れずこの世を去ろうとしていたら、不思議な運命の糸に導かれ、眼科の神様に命を救われたような気がします。

スーパードクターの深作秀春先生、死線を彷徨(さまよ)っていた私に生きる希望の光を与えてくださり、本当にどうもありがとうございました。

将来どうなるかわかりませんが、私の現在の視力は眼鏡使用で
●左1.2(手術前は0.7)●右1.2(手術前は測定不可)です。
特に右目は失明寸前から驚異のV字回復ですので、ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

私は小学生の頃、芥川龍之介の短編小説「蜘蛛(くも)の糸」を読み、人はどう生きるべきかについて考えさせられました。自分ひとりだけが地獄から抜け出そうとした悪人の末路が、今でも脳裏に焼き付いています。

私自身の闘病記をネットで公開することによって、同じ病に悩み苦しむ人たちが一人でも多く健康を取り戻し、明るく生きられることを願ってやみません。

深作眼科のホームページのアドレス http://www.fukasaku.jp/


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