選抜美少女写真集
の誕生秘話 その1


これは、柳沢雅彦・選抜美少女写真集「夢のつづき」の舞台ウラについて、インタビュー形式でまとめたものです。 (写真家・柳沢雅彦 × インタビュアー・西野かおり)

「オーディションを振り返って」≪前編≫



【質問】
いきなり3冊目の美少女写真集の発表ということで驚きました。

【柳沢】
驚いたでしょ。だって僕自身も出すつもりなんて全然なかったから…。 でも読者の期待と要望が強すぎた。とうとう無視できなくなって、ここまで来てしまいました。

【質問】
柳沢さんにとって、読者って何ですか?

【柳沢】
ひとことで「神様」です(笑)。

【質問】
これまでの2冊との大きな違いを教えてください。

【柳沢】
前回の2冊はソロ写真集なのに対して、今回は10人による選抜美少女写真集です。読者のニーズに確実に応えるために、この形をとりました。

【質問】
どういうふうにモデルを募集したんですか?

【柳沢】
インターネットとクチコミ。そして街頭スカウトの3本柱です。

【質問】
どれくらいの候補が集まったんですか?

【柳沢】
書類を提出して来たのは国内外あわせて1254人ですが、問い合わせは5000人を優に越えました。反響の大きさに、とにかく仰天しました。

【質問】
最終的に何を基準に選考されたんですか?

【柳沢】
美しさ、可愛らしさ、さらにプラスαの個性です。

【質問】
やはり当選者は柳沢さんの好きなタイプに片寄るものですか?

【柳沢】
うーん、どうかな。でも複数の審査員の採点を総合して決めましたから…。

【質問】
今回も写真集を通して描きたいテーマがあったんですか?

【柳沢】
もちろんです。単なる美少女やアイドルの集合体ではありません。

【質問】
自分なりに満足のゆく女の子が集まりましたか?

【柳沢】
おかげさまで、いい子が揃いました。

【質問】
ずいぶん年齢の幅があるように思えますが…。

【柳沢】
14才から19才です。意図的に、そうしました。

【質問】
それぞれの役柄は、どうやって決めたんですか?

【柳沢】
最初から僕には描きたいストーリーがあって、それにふさわしい子を選びました。

【質問】
じゃあ、みんな個性ゆたかな女の子ばかりなんですね。

【柳沢】
そうです。僕はコピー人間はいらないんです。

【質問】
いわゆる「〇〇ちゃん、そっくり…」という子ですよね。

【柳沢】
そう、ああいうのは、ちょっとね。

(後編に続きます)

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